【障がい児入所施設】で働いていて良いところ7選・悪いところ5選

福祉

はじめに

障がい児入所施設で働き始めて4年目に突入しました。

子どもたちと関わる中でたくさんの経験を積むことができていますが、それと同時に課題にも直面しています。

入所している子どもたちにとっては施設が「家」であり、支援員が第二の家族のような存在になることが多いです。

そのため、支援員は単に仕事をこなすだけではなく、子どもたちの生活に寄り添い、一緒に成長していくことが求められます。

この記事では障がい児入所施設で働いていて良いところ、悪いところを紹介します。

 

働いていて良いところ7選

子どもが可愛い

1番の理由はこれに尽きます。

24時間子どもたちが生活している施設なので、学校に行っている時間以外はずっと子どもがいます。幼稚園に通っている子は午前中に帰って来るので子どもが誰もいないという時間はほとんどありません。ずっと関わることができます。

子どもが好きな人にとっては最高の環境です。

やりがいがある

子どもたちの成長を身近に感じられます。

例えば、手づかみでしかご飯を食べられなかった子が、支援員が手を添えてスプーンを持つところから始めて、最終的に自分1人でスプーンを持ってご飯を食べられるようになった!というような支援ができた際にはとてもやりがいを感じます。

専門スキルが身につく

子どもたちが理解しやすいように話すコミュニケーション能力、問題解決能力、忍耐力、柔軟性など、さまざまなスキルを身につけることができます。

また、ADHDや自閉症など特定の障がいやニーズに対応するための専門知識や技術も学ぶことができます。

平日休みがある

土日休みじゃないと中々友達と予定が合わず遊ぶことができないということもあるかもしれません。しかし、平日休みは土日よりも入場料金が安かったり空いていたりとメリットも多いです。

学校のことを知れる

入学式や卒業式、運動会、懇談や家庭訪問など学校行事にも参加します。

将来子どもを育てる時の参考になると思います。

普段見れない子どもたちの姿も見れて楽しいですよ。

薬についての知識が広がる

自閉症の子どもやADHDの子どもなど薬を飲んでいる子は多いです。

また、塗り薬も思っている以上にたくさんの種類があり、自分自身が使う時の参考にもなります。

大人の移行先、就職先について知れる

障がい児入所施設は原則18歳までの施設です。高校卒業後は、障がい者入所施設や、作業所、就労継続支援A型、就労継続支援B型、グループホーム等に移行します。

移行先は、施設入所中に決めるので大人の移行先について知ることができます。

悪いところ5選

不規則勤務

毎日働く時間が違うので生活リズムは常にバラバラです。

21時に勤務が終わって次の日朝の6時半から仕事という日もあります。このような日は家には寝にだけ帰るという感覚です。

反対に考えると16時に仕事が終わり、次の日の仕事は13時からという日もあるのでプライベートの予定を上手く組めば時間を有意義に使うことができます。

祝日も仕事がある

24時間子どもたちが生活しているのでカレンダーが赤色の日も誰かしらは出勤しないといけません。

年末年始は毎年家族で出かけるのが恒例というような方は休みを勝ち取れるように頑張ってください。

体力的に疲労する

子どもたちはとにかく元気です。疲れることを知りません。

遊ぶ時は全力で遊ぶのはもちろん、急に後ろから飛び乗ってきたり、抱っこしてと何人もが寄ってきたりと腰にも負担がかかります。

精神的に疲労する

施設に来るまでに壮絶な経験をしている子どももいます。ふとした会話の中で、家で生活していた頃の話が出ることもあります。感情移入し過ぎてしまうと支援者もしんどくなってしまいます。セルフケアもしつつ、子どもの気持ちに寄り添いながら話を聞くことも支援の1つです。

また、食事介助の際にご飯を投げられたり、ずっと大声で叫んでいる子、弄便する子がいたりと精神的に辛いことは結構あります。

流行病の感染リスクが高い

子どもたちは正しくマスクを着用したり、手洗いうがいをしっかりするといった感染対策が難しいです。

館内でコロナウイルスやインフルエンザ、ノロウイルスなどが流行りクラスターになったとしても集団で病院に入院といったことはできません。

看護師や管理職の指示に従いながら、子どもたちの看病をします。防護服等は着用しているものの感染者と直接接して看病を行うので感染のリスクが上がります。

まとめ

いかがでしたか?

あんまりなところを読むと「障がい児入所施設」で働くのはやめておこうかな、、と思われた方もいるかもしれません。

しかし、障がいのある子どもたちと関わることで得られる喜びや感動は計り知れません。

子どもたちが成長していく姿を見届けることができるのは、支援員にとっても大きなやりがいとなっています。

 

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